債務整理で借金の整理が付くと、肩の荷も降りて一安心です。債務整理前は、以後長い間クレジットカードが作れなくなったりと不安もありますが、なってみれば意外となんとかなるものです。しかし、ETCカードが作れなくなるという落とし穴があります。
通常ETCカードを作るにはクレジットカードが不可欠です。ETC車載器そのものならいくらかお金を出せば取り付けすることは可能ですが、ETCカードに至ってはクレジットカードが作れない人にとってはどうすることもできません。しかも、VISAデビットカードではETCカードを作ることができません。きっと悔しい思いをしている方も多いでしょう。
ところが実は、クレジットカードが無くても作れるETCカードがあるのです!!
その名は「ETCパーソナルカード」・・・
これは高速道路会社6社が共同で発行しているETCカードで、もちろん普通のETCカードと同じように使うことができます。発行してもらうには、申込書と一緒にあらかじめデポジット(保証金)を払うというシステムになっています。プリペイド式ではなく、あくまで利用料金は銀行口座引落による後払いであることに注意が必要です。
このETCパーソナルカードの唯一ネックなところは、最初に払うデポジットが少々高額であることです。その額はこう決まります。
高速料金の平均利用月額を5000円単位で切り上げた額(平均利用月額が10000円未満の場合は10000円)の4倍の額または年間最高利用月額を20000円単位で切り上げた額のいずれか高い額・・・
・・・分かりにくいですが、つまり最低でも40000円預ける必要があるということです。ただし、厳密に計算されるわけではないので、最初は40000円でいいかと思います。利用額が多くなってくると、後で追加をお願いされる場合もあります。
ちなみにこのデポジットは保証金なので、カードを解約すればお金は返ってきます。(これ先に書くべきでしたね。。。)
それでも最初に払う保証金はやはりネックですが、クレジットカードに頼らずETCカードを作るにはこの方法しかありません。方法があるだけマシでしょう。
・・・あっ、ちなみにこのETCパーソナルカードの申込書は、高速道路の料金所やSA・PAなどに置いてあります。たまにヤフオクとかで出品されていますが、近くに料金所等があれば取りに行ったほうがいいです。ETCパーソナルカード事務局に電話すれば郵送してもらうこともできるみたいです。
ETCパーソナルカードのサイトはこちらです。