陳述書とは、自分の身の回りのことから借金を返済できなくなったまでの経緯など幅広い事柄に対するアンケートのようなものです。目を背けたくなるような質問もありますが、正直に書かなくてはいけません。
特につらいのが、「免責不許可事由」の質問欄でしょうか。先物取引など、正直に書けば免責が降りなくなってしまいそうな質問欄ですが、銀行の通帳と照らし合わせ確認されるためあまり適当なことを書くと裁判所から突っ込まれた時につじつまが合わなくなってしまうので注意が必要です。実のところ、多少免責不許可事由に触れる事実があったからといって必ず免責不許可になるというものではありません。全てを加味して更正の余地があればよしとする部分があります。いずれにせよ最初は下書きを書いて弁護士がチェックをするので、その時点であまりにも問題があれば弁護士から指示があるでしょう。
陳述書は結構長いのでなかなか書こうという気になれないかもしれませんが、弁護士に決められた期日はきちんと守り提出することによって円滑に手続きを進めることができます。
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