破産申立ての書類を裁判所に提出すると次にやってくるのが裁判所で行われる「審問」です。審問と言うと一体どんな質問をされるのかドキドキしますが、そんなに緊張する必要はありません。裁判官から簡単な事情聴取を受けるだけです。服装も特に弁護士から指示がなければ私服で構いません。お金のありそうな格好だけは慎みましょう。
審問は代理人の弁護士と一緒に受けます。おそらくは書記官に個室に案内され、個室の中で行います。事情聴取といっても、裁判官は破産申立ての書類に目を通していますからある程度の事情は把握しています。質問の内容は難しいものではなく、提出書類の内容に沿った確認のような感じです。普段裁判官と接する機会などないでしょうから、極度の緊張で審問を受けている間は時間が長く感じられるかもしれませんが、特に問題がなければ長くても5分程度で終了します。
これが無事に終了すると、破産手続開始決定(=破産者)となります。
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Will Foster